「生協ユニセフリーダー研修交流会」開催報告
〜募金指定先がインドからネパールに変更〜
北海道・東北地域の生協が取り組む「ユニセフ指定募金」は、2005年度よりインドからネパールに対象地域が変わりました。切り替えにあたっては、各県生協連や各生協で「インド指定募金」の成果の報告を行い、同時に、ネパール支援の目的と支援内容について説明会を開いてきました。今回、福島県生協連のユニセフ推進委員会と日本ユニセフ協会福島県支部では、県内の生協のユニセフ活動の一層の推進を目的に、各生協のユニセフ活動の担当者による「ユニセフリーダー研修交流会」を、2006年11月24日に開催しました。
今回の交流会では、指定募金先のネパールをより深く知ろうと、日本生協連北海道・東北地連の山内寛さんと会津若松市在住のネパール人の田口ラマさんをお迎えしました。
田口さんからはネパールの国柄や生活のお話だけではなく、生活を知る上で、お国料理を紹介していただくことになり、研修交流会場として、調理室のあるコープふくしま新町店3階の組合員ホールをお借りしました。
北海道・東北地連の山内さんには「ネパール指定募金成功のために」と題する報告をいただきました。山内さんは、生協と指定募金についての説明、ネパールの政治状況・人々や子どもたちの生活、支援地域と支援内容、首都カトマンズを少し離れると、そこは以前の支援先のインドより貧しさが溢れていることなどをスライドを使用して話されました。
次に調理室に移動し、田口ラマさんの調理指導で、ネパール風カレーとミルクティーを作りました。カレー粉やカレールーを使わないで、各種香辛料を使用する本格的なものでした。40分ほどで出来上がったカレーを食べながら、民族衣装を着た田口さんを囲んで歓談しました。田口さんはネパールと日本の気候の違い、服装についても語ってくれました。最後に、「1975年から日本に住んでいる。はじめは、話はできても文字は読めず、山内さんの講演でネパールの支援地区の識字率が40%だと聞いて、昔の私が重なってくるようだった。これからの子どもたちの識字率を上げさせる意味でも、ユニセフ支援はありがたい」と話され、参加した各生協のリーダーたちから、感動と支援を約束する拍手が沸きました。
話だけでなく、ネパールのカレーも食べられたという実のある研修交流会となりました。
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