“子どもの権利条約”制定20周年記念
ユニセフのつどい2009inふくしま/開催報告
・・・10月21日(水)、福島県文化センター小ホール・・・
(財)日本ユニセフ協会福島県支部は、毎年秋に“ユニセフのつどい”を開催し、ユニセフ活動について紹介し、世界の子ども達の実情を会員の皆さん・市民の皆さんにお知らせしてきています。
今年は子どもの権利条約(正式名称「児童の権利に関する条約」)が国際連合で1989年11月20日に採択されて以来、満20年を迎えることから、この「子どもの権利条約」に焦点を当てて行いました。当日は約150人の皆さんが参加され、講演と映画の二部構成の“つどい”で「子どもの権利」への思いを新たにしました。
(特活)国際子ども権利センター・プログラムオフィサーの岸麻衣子さんから「“子どもの権利条約”ってなに?」と題して、権利条約・そのあゆみ・子どもの人身売買と性的搾取について、ご自身のセントルシア(中米カリブ海の島国)での現地体験を含めて、また映画「闇の子供たち」とも関連付けながら、大変わかりやすいご講演をしていただきました。
坂本順治監督作品の映画「闇の子供たち」は、貧しい農村から売られた子供たちが、欲望まみれの幼児性愛者のエゴに蹂躙され、性の玩具にされ、エイズにかかるとゴミ同然に捨てられ、生きていても臓器売買の犠牲になっていく実態が描き出され、観る者の心奥深くに訴えてくるものでした。
映画の後、講師の岸麻衣子さんから「自分にできること」として“知る”“伝える”“募金活動・ボランティア活動などに参加する”“買わない国際協力”“買う国際協力”について述べられ、私たちが明日からにでも「できること」に一歩踏み出すことの大切さをお話しいただきました。
感想文より
- “子供の権利”とても大切なことだと思います。私にも小学生と中学生の子どもがいるので“子供の権利”についてもう一度考えてみたいと思いました。
- ・・・すべてが印象的で心にひびき、まだ無力感でいっぱいですが、まずは、明日、学校で友人に話すことから第一歩を歩みたいと思います。
- 子どもの権利をどう考えれば良いのか、関心を持って参加しました。大変わかりやすく理解することができました。子どもの権利条例の制定を進め、未来をになう子どもたちが生き生きと育ってほしい。まわりの大人の自覚を高める活動が必要と強く思いました。
- 映像により現実を知ることができ、おどろくばかりです。耳から聞くこと、文章で読むこととは違って心に残るものが多く、今回鑑賞することができて良かったと思います。ありがとうございました。
- 以前、見たいと思っていましたが、怖くて見れませんでした。講演と一緒に見ることで、冷静に見れましたし、この問題についても、もっとよく考えることができたと思います。
- 現実に本当なのか、疑ってしまうような映像でした。絶対に子供の人身売買など、あってはならぬ事と思っていますが、現実にあることを知って、何とかできないものか、すごいイラダチを感じました。
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熊谷副会長からのごあいさつ |
岸麻衣子さんは重いテーマを分かりやすくお話されました。 |
ユニセフカードの売れ行きも好調! |
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