「福島市子どもの権利に関する条例」制定を求める請願書
福島市9月定例議会、全会派の賛成により採択!!

福島市の9月定例議会が6日（火）より30日（金）まで開催され、最終日に各議案・請願・追加提案の採決が行われて閉会となりました。

福島県ユニセフ協会では、9団体・173個人から賛同をいただいて標記の『「福島市子どもの権利に関する条例」制定を求める請願』を行ってきました。

一昨年の「国連子どもの権利条約」採択20周年を機に、“ユニセフの集い2009・2010inふくしま”で2年間にわたって、福島市で権利条例を制定する意義について学習し、請願に向けて機運を高めてまいりました。

上記の各位・各団体からのご理解・ご協力をいただいて提出した「請願」は、市議会8会派すべてから賛同をいただき、紹介議員になっていただくことができました。

9月21日の文教福祉常任委員会において審議され、満場一致の賛成で採択されました。

文教福祉常任委員会では、昨年「子どもの最善の利益を尊重する視点」から、子どもの権利を守り、健やかな成長のために必要な施策について調査を行いました。

埼玉県行田市・東京都立川市・兵庫県川西市への行政視察を8月に行い、各々の進んだ事例を参考に、今後児童虐待防止に関する条例制定など、全市民の総力を挙げて児童虐待防止に取り組むべきである、としています。（昨年12月の文教福祉常任委員会報告より）

この流れの上に、今回、福島県ユニセフ協会から請願された「子どもの権利条例」制定への要請は、正に時宜を得たものとなりました。

本会議において、文教福祉常任委員会小野京子委員長から「福島市子どもの権利に関する条例を求める請願」は採択すべきものと決した、と報告され、全会一致で採択となりました。

「子どもの権利条例」は、子どもたちの「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を柱に据えて、子どもたち自身が主体的に参画できるもの、福島市の実情を反映したものとして作られていくことが大切です。条例案文の作成段階から福島市民の参加・子どもの参加のもと、意見や英知が広く集約されていくことが大切です。